「UQ mobile」「povo2.0」に変えるとauのサービスや割引はどうなる? 注意点まとめ(1/3 ページ) - - ITmedia Mobile

 auユーザーが通信料金を抑えたいなら、サブブランドの「UQ mobile」か、オンライン専用ブランド「povo」に乗り換えることが選択肢に挙がります。UQ mobileは2021年に多くの改定が行われ、固定通信サービスとのセット割や5Gなどに対応しました。一方、povoは新プラン「povo2.0」に改定され、「トッピングで『ギガ』が選べる」「基本料金0円で維持できる」ことが特徴です。

 では、auからpovo2.0やUQ mobileに変更すると、何が変わるのでしょうか。両者を比較していきます。※料金は全て税込み。

UQ mobileは3GB、15GB、25GBの3プランを用意

 UQ mobileのくりこしプラン +5Gは、月に使えるデータ量によって、3つのプランに分かれています。くりこしプランS +5Gは3GBで月額1628円、くりこしプランM +5Gは15GBで月額2728円、くりこしプランL +5Gは25GBで月額3828円です。その月に使わなかったデータ量は、各プランの上限までのデータ量を翌月までくりこすことができます。

UQ mobile UQ mobileの料金プラン

 このデータのくりこし機能と、データ消費量のカウントなしで通信を行う「節約モード」がUQ mobileくりこしプラン +5Gの大きな特徴です(auひかりなど自宅のインターネットサービスとのセット割引である「自宅セット割」は後述します)。通信方式は4G/5G対応で、別料金なしでテザリングも利用できます。国内通話料金は、30秒あたり22円が発生するため、通話する機会が多いようであれば、通話オプションを付けてもよいでしょう。

UQ mobile UQ mobileで利用できる通話オプション

基本料金は0円のpovo2.0

 一方、オンライン専用プランであるpovo2.0は基本料金0円で「トッピング」というサービスを追加して利用します。トッピングの種類はデータ量を追加できる「データトッピング」、通話オプションを追加できる「通話トッピング」「DAZN」などのコンテンツを追加できる「コンテンツトッピング」など多彩です。トッピングには追加してから一定期間が過ぎると利用できなくなる「有効期限」があるものもあり、データトッピングの場合、データトッピングの種類によって有効期限が異なっています。

povo2.0
povo2.0 povo2.0で選べる6つのデータトッピング
povo2.0 povo2.0で選べる2つの通話トッピング

 データトッピングを何も追加しない場合でもデータ通信を行うことができますが、その場合の通信速度は128kbpsとなっており、同じオンライン専用のahamo(1Mbps)、LINEMO スマホプラン(1Mbps)、LINEMO ミニプラン(300kbps)よりも速度は抑えられています。

 通話トッピングを追加しない場合の通話料は30秒あたり22円、通信方式は4G/5G対応、別料金なしでテザリング利用可能な点はUQ mobile くりこしプラン +5Gと同じです。トッピング自体を購入せずにpovo2.0を利用することもできます。

 一方、povo2.0を契約して、使えるようになってから180日間トッピングの購入がない場合、あるいは以前トッピングを購入し、そのトッピングの有効期限の翌日から180日トッピングの購入がない場合は利用が停止され(期間内に通話料とSMS送信料の合計額が660円を超えている場合を除く)、利用停止後30日の間にトッピングの購入がないと契約自体が解除されるので注意が必要です。

 トッピング以外にも、povo2.0の特徴を表しているサービスに「#ギガ活」があります。ローソンやドトールなどで商品の購入、サービスの利用の際に、「au PAY」で料金を支払うとデータ量がプレゼントされます。

割引は継続される? auからの乗り換えに伴う疑問

 ここからはauからUQ mobileのくりこしプラン +5G、povo2.0に乗り換えた後、今までauで受けていた割引、サービスはどうなるのか? 乗り換え手続きはどうなるのか? といったことについてまとめていきます。 

auの分割金(アップグレードプログラム)

 auからUQ mobileに乗り換える際は、auを契約しているときに、分割金の支払いが免除される「アップグレードプログラム等」に加入しているかどうか確認しましょう。auスマホの本体代金の支払いがまだ残っている場合、残った本体代金は支払いが終わるまで請求がきますが、「使っているスマホをauに返却するなど」の諸条件を満たせば残りの本体代金の分割金が免除される「アップグレードプログラム等」または「かえトクプログラム」というサービスがあります。

 アップグレードプログラムは6種類あり、登場した順番に列挙すると、アップグレードプログラム(受付期間2015年2月6日〜2019年9月30日)、アップグレードプログラムEX(受付期間2017年7月14日〜2019年9月30日)、アップグレードプログラム(a)(受付期間2017年9月22日〜2019年9月30日)、アップグレードプログラムEX(a)(受付期間2017年9月22日〜2019年9月30日)、アップグレードプログラムDX(受付期間2019年10月1日〜2019年10月31日)、アップグレードプログラムNX(受付期間2019年11月1日〜2020年2月20日)になります。かえトクプログラム(受付期間2020年2月21日〜2021年9月16日)は1種類のみです。

 これらのプログラムのうち、アップグレードプログラムNXを除く他のプログラムは、本体代金の分割金支払い免除を受けるために、スマホ本体の返却以外に、「auを契約しているときに新しい機種に機種変更する」という条件があるものがほとんどです。

 2021年12月現在、auを契約しているときに新しい機種に機種変更をしてから本体代金の分割金免除を受けられるプログラムは「アップグレードプログラムEX」と「アップグレードプログラムDX」が該当します(分割金が残っている場合)。これらのプログラムに加入しており、本体代金の分割金の免除を受けようとしているauユーザーは、UQ mobileに変更する前に、auを契約している状態でauの機種で機種変更をする必要があります。

 povo2.0では、アップグレードプログラムとかえトクプログラムは引き続き適用されます。ですので本体代金の分割金免除を受けるため、povo2.0に変更する前にauで機種変更をする必要はありません。

auひかりの割引

 auのスマホとauひかり(KDDIが提供しているインターネットサービス)とのセット割引である「auスマートバリュー」はUQ mobileには適用されませんが、「自宅セット割」でくりこしプランS +5G、くりこしプランM +5Gの月額料金から638円の割引、くりこしプランL +5Gの月額料金から858円の割引を受けられます(「ネット+電話」など条件があります)。

 自宅セット割を受けられるインターネット、でんきサービスはauひかり、コミュファ光、J:COM/提携先ケーブルテレビ、ビックローブ光、So-net光、au ホームルーター5G、auでんき、UQでんき、WiMAX +5Gなどで「同一姓」か「同一住所」の家族にも適用させることができます。

UQ mobile UQ mobileの「自宅セット割」適用後の料金

 対して、povo2.0の場合はauスマートバリューの割引、インターネットサービス・でんきサービスとスマホ料金とのセット割引もありません。

家族割プラスの影響

 対象プランに加入している家族の人数によって料金が割り引かれるauの「家族割プラス」に関しては、UQ mobileとpovo2.0ともに対象外です。ですので「(自分や家族が)auからUQ mobile、povo2.0に切り替えることにより、auに残った家族の料金が高くなる」という可能性もありますのでご注意ください。

WiMAXの割引

 UQ mobileではWiMAX +5Gルーターが自宅セット割の対象サービスとなります。WiMAX +5Gルーターであれば、据え置き型の「ホームルーター」だけでなく、持ち運びできる「モバイルルーター」も対象です。

 WiMAXの5Gプランである「ギガ放題プラス」に加入している方は、「ギガ放題プラス モバイルルータープラン」に変更すれば、UQ mobileのくりこしプラン +5Gと自宅セット割を組むことができます。一方、povo2.0にはWiMAXを持つことによる割引は発生しません。

au PAY、auかんたん決済、Pontaポイント

 UQ mobileでは、auで利用していたau PAY、auかんたん決済、Pontaポイントは引き継ぎ可能です。ただし、auでは携帯電話の利用料金支払いに応じて1000円(税別)ごとに10ポイントのPontaポイントがたまりますが、携帯電話の利用料金の支払いによるポイント付与はありません。

 povo2.0でもauPAYとPontaポイントは引き継げますが、携帯電話の利用料金の支払いによるポイント付与はありません。

 auかんたん決済はau PAYカード支払い、au PAY残高支払い、WebMoney支払い、クレジットカード支払いに対応します。ただし、auかんたん決済のうち携帯料金との合算支払いとApple IDやGoogleアカウントでの支払いの2つはpovo2.0では対応していません。

切り替え後は日割り請求?

 auからUQ mobileへの乗り換え(番号移行)の際、UQ mobileの基本料金は日割りです。auの基本料金はいったん満額請求されますが、乗り換え(番号移行)翌月以降にUQ mobileの利用料金から、「auを契約していなかった日数分の料金」が割り引かれます(オプションについては各オプションに準じます)。

 povo2.0の場合もauの基本料金は日割りになります(オプションについては各オプションに準じます)。povo2.0の通話トッピングの料金は、当面の間は日割りになります。

SIMロック解除は必要?

 UQ mobileの場合はスマホの発売時期によってSIMロック解除が必要か不要か分かれます。2017年7月以前のVoLTE対応製品ではSIMロック解除が必要で2017年8月以降の製品ではSIMロック解除が不要です。例えば、iPhoneを例にとるとiPhone 6sからiPhone 7まではSIMロック解除が必要で、iPhone 8以降はSIMロック解除不要です。auからpovo2.0へ乗り換える場合は、SIMロック解除は不要です。

MNP手続きの有無

 UQ mobileとpovo2.0ともにauから乗り換える際はMNPの手続き(MNP予約番号の発行)は不要です。というよりも、auからpovo2.0に乗り換える場合はMNP予約番号の発行はしてはいけません。MNP予約番号の発行をしてしまうと、povo2.0への変更の手続きの途中でエラーが出てしまい、申し込みができないからです。そうなると、auコールセンターにて、MNP予約番号の取り消しをしてからでないと、povo2.0の手続きを先に進めることはできません。

SIMカードの変更・切り替え日数について

 UQ mobile(Web契約)とpovo2.0ともに、物理SIMで契約する場合はSIMカードの種類を変えるため、数日かかります。eSIMであれば、SIMの到着を待たずに申し込み当日に切り替えが完了します。しかし、au、UQ mobile、povo2.0のシステムメンテナンス中の際はオンライン上でのeSIM発行ができないケースもあります。

メールアドレス

 これまで、UQ mobileとpovo2.0に乗り換えた場合はauのメールアドレスは使えなくなりましたが、12月20日から提供している「auメール持ち運び」サービスを利用すると、「ezweb.ne.jp」「au.com」ドメインのメールアドレスを引き続き利用できます。ただし、au携帯電話サービスからブランド変更をした翌日から31日以内に持ち運びサービスに申し込む必要があります。

アフターサポート

 UQ mobileはpovo2.0に比べると月額料金は割高ですが、UQスポット、auStyleなどの実店舗でのアフターサービスを受けることができます。一方、povo2.0はオンライン専用プランであることをご存じの方は多いと思いますが、現在はオペレーターによるチャット窓口も一時的に閉鎖され、代わりに「お問い合わせフォーム」が開設されました(2021年12月時点)。

まとめ:UQ mobileとpovo2.0はどんな人にオススメ?

 UQ mobileが合っていると思われる方は、「実店舗でのサポートが欲しい」「シンプルなプランが良い」「既にauひかりなどをひいている」「WiMAX +5Gルーターを持っている」これらに該当する方です。

 povo2.0に比べると、UQ mobileの月額料金は高めですが「自宅セット割」といった割引もありますし、povo2.0に比べると料金体系はシンプルで実店舗でのサポートが受けられることがUQ mobileの強みです。

 一方、povo2.0が合っている方は「基本料金0円で維持したい」「プランやデータ量を管理したい」「自分で調べることが得意」「#ギガ活を楽しみたい」これらに該当する方です。

 月によって利用するデータ量にバラ付きがある、考えてデータ量を使いたい、という方にはpovo2.0はとことん合う携帯プランとなるでしょう。分からないことがあったら自力で調べる機会が多くなるかもしれませんが、それが苦にならない方であれば、povo2.0はオススメです。

著者プロフィール

吉田裕紀

吉田裕紀

 長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。

 現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。


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